HorseButt(ホースバット) / 
MARYAM(マリアム)社

イタリアのトスカーナ州にある
MARYAM(マリアム)社が製造する馬革。

馬の BUTT (バット)と呼ばれる、
繊維密度の高い臀部(尻部分)を、
植物タンニン鞣し、
茶系の色で下地をアニリン染色した後、
表面に黒の顔料で塗装した茶芯レザー。

ヨーロッパ産の野生の馬革の為、
傷やトラと言われるシワがあり、
ワイルドな印象の部分と、
臀部に位置する箇所は『コードバン層』があり、
繊維密度が高く、繊細な履きシワを期待出来る、
一枚の中でさまざまな表情が感じられる馬革。

ラッドシューズの特色として、

 原厚2.5mm前後の厚みがある状態で製靴すると、
木型no,168Mのラインがぼやけてしまう為、
1.7mm-1.8mm に漉き、
より木型に沿わた状態で完成させる。

黒の100%顔料染めから顔料成分の約10%濃度を薄くする手入れの際、乳化性靴クリームの有機溶剤によって、少しずつ茶芯レザー特有の下地の色が現れて、経年変化を磨きながら味わえる、“ 変化する黒 ” を楽しめる。

繊維密度が高い『コードバン層』の部分を、
左右の甲部分になるように計算して裁断する

履き込んでいく中で、
左右同じようにエイジングする

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